海外で育てるからこそ伝えたい。“だし”が子どもの味覚を育てる理由

海外で育てるからこそ伝えたい。“だし”が子どもの味覚を育てる理由

1|日本の離乳食の基本は「だし」にある

海外で子育てをしている日本人家庭からよく聞かれるのが、

「ベビーフードがしっかり味で、薄味育児がむずかしい」
「日本のだし文化を子どもに伝えたいが、現地では材料が手に入りにくい」

という声です。

日本の離乳食が大切にしているのは塩分や甘みに頼らず、素材の味を味わうこと。
その中心にあるのが、昆布・かつお節・煮干しなどから取る “だし” です。

離乳食初期(生後5〜6ヶ月ごろ)からだしを使うと、子どもは旨味を通して、野菜や魚・米などの風味を感じられると言われています。

2|なぜ、だしは味覚形成に良いと言われるのか

だし育児が注目される理由には、次のようなポイントがあります。

だしのメリット 内容
①塩分を抑えられる ベビーフードやスナックの濃い味に影響されにくい
②旨味で満足感 塩・砂糖が少なくても「おいしい」と感じやすい
③素材の味を覚える 野菜や米そのものの香りや甘さに敏感になる
④食べる意欲が育つ 苦手な食材もだしで食べやすくなるケースが多い

とくに海外では、幼児向け食品でも塩分・糖分が多い場合があり、だしを知ることは味覚のバランス感覚を保つ手助けとなります。

3|海外でだしを用意する方法

「かつお節や昆布が近くに売っていない」という地域もありますが、次の方法で比較的取り入れやすくなります。

① 出汁パック(無添加タイプ)

お湯に入れるだけで本格的なだしに。持ち帰りや発送購入がしやすく愛用者多数。

② かつお節・昆布・煮干し

アジア系スーパー、日系ストア、オンラインショップで手に入りやすい国も増えています。

③ 粉末だし(塩分無添加)

少量の離乳食にも使いやすく、旅行先にも持参しやすい。

4|ベビーフードを上手に取り入れるポイント

海外では、手作りが難しい時期や、ワンオペ時にベビーフードが強い味方になります。
だし育児とのバランスをとるには、次の点を参考にしてください。

  • 塩分控えめ/だしベースの和風ベビーフードを選ぶ
  • 野菜ペーストにだしを加えて味を調整する
  • 現地ベビーフード+少量のだしで薄味にする
  • 月齢に合わせて具材の大きさを調整する

海外在住のご家庭の中には、日本のレトルトパウチやフリーズドライのだし入り離乳食を定期配送で利用する方も少なくありません。

5|だし育児をしている家庭の声(体験談)

本ECショップに寄せられた声や、SNSでよく見られる感想を要約すると、次のような特徴が挙げられます。

🇬🇧 イギリス在住ママ
「現地の離乳食は味つけが濃かったので、だしを使うようになってから家族の食事も薄味で統一できました。」

🇦🇺 オーストラリア在住パパ
「子どもがスープを喜んで飲むように。野菜が苦手でしたが、だしで煮ると食べる量が増えた」

🇹🇭 タイ在住ママ
「外食が多くなりがちな国なので、家庭ではだし中心を意識しています」

こうした家庭に共通しているのは、「すべて完璧にする必要はない」という柔軟な姿勢です。本格的なだしでなくても、まずは小さな一杯のスープからでOK。続けることで味覚が育ちやすくなります。

6|まとめ:だしは「海外でも伝えられる日本の食育」

海外での子育ては、日本のように離乳食の情報や食材が豊富とは限りません。しかし、だしを使って素材の味を大切にする姿勢は、どこにいても続けられます。

◎ポイントおさらい

  • だしは味覚形成を助け、塩分を抑えられる
  • 海外でも出汁パックや粉末で取り入れやすい
  • 現地ベビーフード+だしで味を整える方法も
  • 便利完璧より「続けられる範囲」でOK

離乳食期は短いようで、一生の“食の土台”になる大切な時期。
日本のだし文化は、海外で育つ子どもにとっても、豊かな味覚の贈り物になるはずです。

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