バイリンガル子育てに絵本が効く!海外で育つ子どもの「日本語語彙力」を伸ばす読み聞かせ習慣
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海外で子育てをしていると、「子どもの日本語語彙力が伸びにくい気がする」「英語の方が表現が豊かになってきた」という声を多く耳にします。
日本語を家庭内言語・継承語として大切にしたいと考えるご家庭にとって、語彙力はコミュニケーションの土台となる重要な力です。
本記事では、バイリンガル子育てにおいて絵本がどのように語彙力を育てるのか、年齢別の読み聞かせポイント、日本文化の絵本がもたらすメリットをご紹介します。
海外子育てで起きやすい「日本語の定着課題」
家庭内でも語彙が偏りやすい理由
海外在住家庭では、家庭内での日本語使用は「日常会話に必要な語彙」に偏る傾向があります。
- 着替え、食事、お風呂など生活語彙に限定される
- 絵画・自然・心情表現の語彙に触れる機会が少ない
- 四季・行事・生き物などの日本特有の言葉を知らないまま成長する
語彙不足が後の学習に影響することも
語彙が不足したまま学齢期に入ると、
「説明ができない」「読解が苦手」という課題につながることが指摘されています。
なぜ絵本が語彙力を伸ばすのか?
くり返し表現が“記憶の定着”を助ける
絵本は同じ言葉が何度も出てくる構成が多く、自然に語彙が記憶に残ります。
日本語特有の擬音語・擬態語に触れられる
日本語絵本は特に擬音・擬態語が豊かです。
例:
- ざあざあ(雨)
- ふわふわ(感触)
- どんどん(進行)
- ぴかぴか(光)
これは日本語らしい表現感覚を育て、情緒的な語彙の習得にも役立ちます。
助詞や語尾の自然なリズムが身につく
「〜が」「〜を」「〜に」など、正しい助詞は会話だけでは習得が難しい面がありますが、絵本のように整った文章を繰り返し読むことで自然なリズムとして身につきやすくなります。
年齢別|日本語を育てる読み聞かせのポイント
0〜1歳:音とリズムを楽しむ時期
- 擬音絵本、顔や感情の絵本が◎
- 繰り返しが多い作品で言葉のリズムを
2〜4歳:語彙が爆発的に増える時期
- 物語絵本でストーリー語彙を習得
- 質問をするなど対話型読み聞かせにするとさらに効果的
5歳〜:表現の幅・読解力が育つ時期
- 感情語、自然描写、日本の昔話もおすすめ
- 「どうしてそう思った?」と気持ちを言葉にする練習に
日本の文化・季節・行事が出てくる絵本の価値
海外生活で失われやすいのが、四季・年中行事の語彙や背景知識です。
例:
- 七夕:ねがいごと、たんざく
- 節分:おに、まめまき
- お正月:ししまい、おせち、はつひので
日本の文化や価値観を言葉と共に伝えることは、アイデンティティ形成にも有効だと指摘されています。
海外でも読み聞かせが続くコツ
- 寝る前の5分をルーティン化
- ボイスメッセージで祖父母が読み聞かせ
- 絵本と季節の食をセットで楽しむ(例:節分=絵本+大豆のおやつ)
日本語の絵本を海外にお届けしています。

当ショップでは、日本の季節・文化・食べ物が登場する絵本を中心にセレクトしています。
海外で育つお子さまに、ことばと文化の「根っこ」を届けたい——そんなご家庭におすすめです。