絵本でつながる日本の四季。海外でも“日本の一年”を感じる家庭づくり
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はじめに:海外子育てで薄れがちな「季節」と「行事」
海外で子育てをしていると、ふと気づく瞬間があります。
🌱「あれ?節分もひなまつりも、いつの間にか過ぎていた…」
🌕「お月見や七夕って、子どもにどう伝えればいいんだろう?」
日本に住んでいれば当たり前のように感じられた、四季の移ろいや季節行事。
しかし、海外では同じ文化的背景を持つ人が周りに少ないため、日本の行事に触れにくいという声が多く聞かれます。
そんな中で、海外在住の家庭から支持されている方法が、
📚 絵本を使って季節・行事を子どもに伝えること。
絵本は「言葉」と「感覚」を同時に届けてくれる、小さな文化が詰まった唯一無二の存在です。
この記事では、季節行事をテーマにした絵本の読み聞かせがなぜ海外子育てに役立つのか、その活用法と選び方を紹介します。
1|四季と行事が“日本語”の獲得に与えるメリット
日本語は季節語がとても豊かな言語です。
たとえば…
| 季節 | 言葉の例 |
|---|---|
| 春 | さくら、つくし、ひなまつり |
| 夏 | すいかわり、なつまつり、せみ |
| 秋 | どんぐり、おつきみ、もみじ |
| 冬 | ゆきだるま、おしょうがつ、こたつ |
絵本を通してこうした言葉に触れることで、
✔ 日本語の語彙が自然に増える
✔ 日本独自の世界観(間合い・季節感)が身につく
✔ 家族の会話が「日本語」で行われる時間が増える
というメリットがあります。
とくに季節語は親子の会話のきっかけになりやすいため、家庭内の日本語維持にも役立ちます。
2|季節行事×絵本読み聞かせの実例
海外でもすぐ実践できる、絵本と行事の組み合わせを紹介します。
| 行事 | 読み聞かせのアイデア |
|---|---|
| 節分 | 鬼の出てくる絵本 → 豆に見立てたおやつで豆まきごっこ |
| ひなまつり | ひな飾りの絵本 → 折り紙で雛人形づくり |
| こどもの日 | こいのぼりの絵本 → ベビーフードで「かしわもち風」 |
| 七夕 | 短冊が出る絵本 → 日本語で願いごとを書いて飾る |
| お月見 | 月やうさぎの絵本 → 白玉団子づくりに挑戦 |
| お正月 | おせち・もちの絵本 → 「好きなおせちランキング」遊び |
絵本の「物語」を入り口に、家庭の行事が体験に変わる。
これこそが海外子育てにおける絵本の最大の価値です。
3|絵本に出てくる食べ物を、ベビーフードで体験する方法
季節の絵本と離乳食・ベビーフードを組み合わせると、行事の理解がより深まります。
例:
🍙 おにぎりが出てくる絵本
→ 和風だしのおかゆに海苔を小さくちぎってトッピング
🌕 おつきみの絵本
→ かぼちゃやさつまいものベビーフードを白玉風に丸める
🎏 こどもの日の絵本
→ 鯉のぼり型の皿にベビーフードを盛りつける
味覚を通じた体験は、文化理解の強い記憶として残ります。
「言葉」と「体験」を組み合わせるのは、海外育児における強力な学習方法です。
4|行事が海外子育ての“アイデンティティ形成”に与える効果
日本の季節や行事は、子どもにとって自分のルーツを感じる手がかりになります。
🌱 「ぼくの国は、春になると桜が咲くんだよ」
🌕 「おつきみの日は、うさぎさんの話をするんだよ」
こうした語りができる子どもは、成長するにつれ
✔ 自己紹介に日本の文化を含められる
✔ 多文化環境の中でも自信を持ちやすい
✔ 家族の言語(日本語)を肯定的に受け止める
といった心理的メリットも得られます。
海外子育てにおいて絵本は、ことばの習得以上に得られるものが大きいのです。
5|季節・行事がわかる絵本の「選び方」
最後に、海外環境でも“使いやすく・伝わりやすい” 絵本の選び方をまとめます。
| 選び方のポイント | 理由 |
|---|---|
| 季節語が多く登場する絵本 | 語彙の習得がしやすい |
| 行事の手順や楽しみ方が描かれている | 家庭で再現しやすい |
| イラストが行事の雰囲気を伝えている | 体験の具体性が上がる |
| 擬音語・リズムの良い文章 | 小さな子でも日本語の響きを楽しめる |
まとめ:海外でも“日本の一年”は絵本で豊かに育つ

海外では失われがちな日本の四季や行事も、絵本を通じて毎日家庭に取り入れることができます。
📘 日本語の語彙が自然に増える
🎎 日本文化の理解が深まる
🌱 家族の会話が増える
🍱 食育のきっかけが生まれる
季節や行事は、子どもの記憶に残る大切な学び。
ぜひ、おうちの中で「日本の一年」に触れてみてください。